妊娠と診断されたら何をする? 手続とは?病院(産婦人科)を選ぶ基準は?どんな出産方法がある?

妊娠

病院で心拍が確認できて初めて妊娠となります。
妊娠と診断された場合は保健センター又は役所での手続きが必要になります。
ここでは妊娠の手続き・病院の選び方・出産方法についてご紹介していきます。

 

病院で妊娠と診断されてからする手続きとは?

まず、市区町村の役所または保健センターへ行き、妊娠届出書を提出し母子手帳や市区町村独自の書籍類をもらってください。

母子手帳は1冊につき1名なので、多胎児(双子や三つ子)の場合は必ず赤ちゃんの人数分の母子手帳を交付してもらうことを忘れないようにしてください!!

市区町村独自の書籍類には、妊娠について書かれている書籍や出産後の手当についての書籍など知っておいた方が良いことや役立つ情報が記載されています。

 

 妊娠の手続きに必要なものは?

・個人番号確認書類(個人番号カード・個人番号通知カード・個人番号が記載された住民表)

・本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)

・印鑑

・妊娠週数と予定日(病院で必ず妊娠週数と予定日を確認しておいてください)

上記を持って役所または保健センターへ行き手続きをします。

詳しくは市区町村のホームページでご確認をお願いします。

 

保健センター・役所の受付時間

平日午前8時半から午後5時 第2・第4土曜日の午前8時半から正午まで。

市区町村によって受付時間が異なる可能性がありますので、役所・保健センターへご確認ください。

 

手続きの内容

・母子保健サービスの説明

・母子手帳の交付

・妊婦健康検査受診票等の交付

・妊娠、出産、育児等の相談

などがあります。

 

 出産する病院(産婦人科)の選び方

各病院によって特色があり、出産方法や立ち会いの有無、検診時のエコーの種類、診察料金など様々です。

何を重視して病院を選ぶのかが、病院を選ぶ基準となります。

 

出産する病院を選ぶ基準は?

・不妊治療から出産に至るまで全てを一つの病院で行っている病院

・分娩設備はなく妊婦検診のみで出産は別の病院を紹介する病院

・妊婦検診から出産まで行っている病院

・出産件数の多い病院

・和痛分娩や無痛分娩を取り扱っている病院

・水中出産を取り扱っている病院

・産後母子同室の病院と母子別室の病院

・ホテルのような設備の整った豪華な病院

・分娩室に移動することなく個室の部屋で出産ができる(LDR室がある)病院

・帝王切開でも立ち合い可能な病院

・NICU(新生児集中治療室)がある病院

・診察時のエコー(超音波検査)が3Dエコーのみの病院

・診察のエコーが4Dエコーを取り扱っている病院

・エコー写真をDVDにしてくれる病院

・個人病院

・総合病院

・助産婦院での出産

などたくさんあります。

自分の希望に沿った病院を見つけることが大切になります。

 

病院の立地って大切?

病院選びで病院の立地は大切だと思います。

自分の理想とする病院だとしても、家から遠いと通院するのが大変になります。

妊娠が分かってから出産まで、年齢やリスクによって妊婦健診の回数は変わりますが十数回は病院に通うことになります。

万が一何かあった時に、すぐ病院に行ける距離というのも安心材料の一つになります。

退院後は乳児健診がありますし、場合によっては病院へ通院しなければいけなくなることもありますので、自宅から通いやすい病院を選んでおくと通院が楽になります。

結婚しベビ待ちをしている間に、自分がどんな出産方法を望むのか、どの病院で出産したいか、どんな病院があるのか、事前に調べておくことをおすすめします。

 

出産の年齢が高い場合

昔に比べて働く女性が増えていることもあり、出産の高齢化が進んでいます。

年齢が35歳以上という方の出産が年々増えていますが、35歳以上で初産の場合、出産のリスクが高くなるため希望する病院での出産ができない可能性があります。

その場合、高齢出産が可能な病院を選ぶ必要があります。

高齢以外に、持病により出産にリスクを伴うこともあります。

リスクのある方の出産の場合は、出産後の赤ちゃんのことを考えてNICUがある病院を選ぶと安心です。

 

妊婦健診の費用

妊婦健康検査受診票内で健診できる病院と追加料金が発生する病院があります。

・受診票に含まれている以上又は以外の診察や検査やエコー

・4Dエコー

・エコー写真のDVD作成

などで、追加料金が発生します。

国立病院や都道府県立病院での妊婦検診は、必要最低限の健診になりますので基本妊婦健康検査票内で診察してくれます。

詳しくは「定期妊婦健診って何をするの? 回数や費用について編」サイトをどうぞ↓

定期妊婦健診(妊婦健康診査)って何するの?回数や費用は?編

 

出産費用ってどれくらい?

出産は自由診療になるので、病院によって出産費用に掛かるお金も変わります。

出産した時にもらえる出産育児一時金42万円でカバーできる金額の病院もあれば、出産育児一時金にプラス30~80万円ほどの出産費用が必要な病院もあります。

 

国立病院や都道府県立病院では、基本出産育児一時金と同等又は少し超える位の金額で出産できます。

 

ホテルの様な病院だったり、特殊な出産方法を行っていたりする病院は高額傾向にあります。

詳しくは「出産ってどれくらいお金が必要? 出産費用と出産育児一時金について編」サイトをどうぞ↓

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出産方法

出産のスタイルは様々です。

産む場所・分娩代の種類・分娩時の姿勢・呼吸法など病院によって違うので、自分の希望に合う病院を探す必要があります。

 

呼吸法の種類

ソフロロジー式

イメージトレーニングと呼吸法で痛みをコントロールする方法です。妊娠中から出産に対するイメージを高めるトレーニングをしたり、リラックスする訓練をします。

リラックスの訓練ではヨガや禅が組み込まれています。

 

ラマーズ法

呼吸法でリラックスしながら補助動作で陣痛の痛みを緩和する方法です。

フランスのラマーズ博士が開発した方法で、事前に出産の過程を頭に入れ、呼吸法と補助動作によってリラックスした状態で出産します。呼吸法に集中することで痛みを緩和させるのがラマーズ法の特徴です。

 

分娩の種類

フリースタイル分娩

好きな姿勢でリラックスしながら産む分娩方法です。

 

座位

しゃがむようなスタイルです。

分娩代を起こして座ったり、クッションに持たれた状態で後ろからパートナーに支えてもらったりします。

 

両手両膝をつく

分娩台などで両手両膝をつくことで、腰に負担がかからず、自然に骨盤が広がるので赤ちゃんが通りやすいというメリットがあります。

立膝

パートナーにしがみつくようなスタイルです。

分娩台に寄りかかる形で膝をたて、引力で赤ちゃんが下りてきやすくなり、出産を進める効果があります。

 

水中出産

入浴効果を生かし陣痛を緩和し、リラックスした状態で出産ができます。

 

体温と同じ約36度の温水プールの中で出産します。

自分の楽な姿勢で過ごし、水中で生まれた赤ちゃんは自分で抱き上げるそうです。

 

無痛分娩

麻酔薬を使うことで陣痛の痛みを取りリラックスした状態で出産する分娩方法です。

意識はあるので、自分でいきみながら出産します。痛みに対する恐怖心が強い方やパニックを起こしやすい方、高血圧などの合併症がある方に向いた分娩法です。

 

助産院での出産

助産師による介助のみで出産する方法です。

病院では医師が立ち合いのもと助産師主導で出産しますが、助産院の場合は医師の立ち合いはなく、助産師のみで出産します。

 

助産院は9床以下の入院設備のある施設のことを言います。

 

 LDR

部屋に出産設備があり、出産から産後退院するまで移動することなく同じ部屋で過ごすスタイルです。

分娩時にはベッドが分娩台となります。

LDRとは、陣痛(Labor)分娩(Delivery)産後の回復(Recovery)の略です。

 

 自宅出産

自宅に助産師を招いて出産する方法です。

 

Kiki'
Kiki’

Kiki’の場合

高齢出産といわれる年齢で出産したので、産まれてきた赤ちゃんが何かあってもすぐに対処してもらえるような病院で出産したいと思い、NICUのある病院を探しました。

病院の立地も考え、家から通いやすいのも条件の一つでした。

NICUのある病院は大きな病院となり紹介状が必要でしたので、出産設備のない産婦人科を探し受診しました。

受診していく中で多胎児(双子)であることが分かり、高齢+多胎児ということで病院側から高リスク出産可能なNICUのある病院を紹介されました。