コロナ感染予防ワクチンの副作用が心配・・・やっぱり打った方がいい?ワクチンの種類や副反応、リスクとベネフィット(効果)について

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新型コロナウイルス

2019年12月初め頃に中国の武漢市で初めて感染者が報告されてから、数か月で世界中に広がりパンデミック(世界的大流行の感染症)を起こしている新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、日本では2020年1月15日に初めて感染者が確認され、2021年現在世界各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。

ここでは、新型コロナウイルスワクチンの種類と副反応、リスク(危険・将来への影響)とベネフィット(効果・恩恵)などについてご紹介していきます。

 

新型コロナウイルスワクチンの種類は?

組み換えタンパクワクチン
mRNAワクチン
DNAワクチン
不活化ワクチン
ウイルスベクターワクチン

の5種類あります。

この中で、2021年現在日本で接種が進んでいるワクチンはmRNAワクチンになります。

 

ワクチンの製法とメーカーは?

 ワクチン名 製法 メーカー
組み換えタンパクワクチン ウイルスのタンパク質(抗原)を遺伝子組み換え技術で作成するワクチン 塩野義製薬(日本)

サノフィ(フランス)

ノババックス(アメリカ)

mRNAワクチン 人工的に合成したウイルスの遺伝子を使ったワクチン 第一三共(日本)

ファイザー(アメリカ)

モデルナ(アメリカ)

サノフィ(フランス)

DNAワクチン プラスミド(遺伝子の運び屋)DNA製法技術により、感染の足掛かりとなるタンパク質だけを体内に発現させ抗体をつくるワクチン アンジェス(日本)
ウイルスベクターワクチン 弱毒性のウイルスベクターに抗原タンパク質の遺伝子を組み込んだワクチン アストラゼネカ(イギリス)

ジョンソンエンドジョンソン(アメリカ)

不活化ワクチン ウイルスを不活化したワクチン KMバイオロジクス(日本)

mRNAワクチンと今までのワクチンの違いは?

2021年現在、日本で接種できる新型コロナウイルスのワクチンはファイザーとモデルナのmRNAワクチンになります。

これまでのワクチンというとBCGやMR(風疹・麻疹)、水疱、おたふくかぜなどの生ワクチンや四種混合(ジフテリア・百日せき・ポリオ・破傷風)や日本脳炎、小児用肺炎球菌、インフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンで、ウイルスを弱毒化したり無毒化したウイルスを使って、ウイルスの一部のタンパク質を投与し、それに対しての免疫を作るワクチンを接種してきました。

mRNAワクチンは、初めてウイルスを使わずに人工的に合成したウイルスの遺伝子を使い、体内でウイルスのタンパク質を作ることによって、ウイルスのタンパク質に対して免疫ができるワクチンになり、世界で初めて実用化されたワクチンになります。

BCGやインフルエンザワクチンは1951年頃から接種が始まり50年以上の歴史がありますが、mRNAワクチンは世界的に感染が広がり実用化されたワクチンなので、実用化してから日が浅く、ワクチンを接種した後の5年後10年後どのような影響が出るのか、未知のワクチンになります。

 

Kiki'
Kiki’

mRNAワクチンは新型コロナウイルスへの効果が認められていますが、通常ワクチンが開発されてから実用化まで10年以上掛かる期間が、このワクチンの場合は約1年と短く、治験数も少ないので不安な方も多いと思います。世界中で接種しているワクチンなので、進捗状況を確認しながら、様々な情報を精査して、リスクとベネフィット、ご自身の持病などを考慮して接種するかどうかの判断をする必要があると思います。

 

新型コロナウイルスワクチンの副反応は?

主な副反応
接種した部位の痛み(腕を上げると痛むなど)
頭痛
発熱
倦怠感

その他 吐き気や下痢、筋肉・関節痛、食欲不振などもあります。

稀にアナフィラキシー(急性アレルギー反応)が発生することがあります。

新型コロナウイルスワクチン発症割合

Kiki’の周りで接種した人の副反応は・・・

1回目接種
30~40代 腕の痛み・副反応なし・頭痛と倦怠感
50~60代 腕の痛み・吐き気
70~80代 腕の痛み

ワクチン接種後5時間くらい経過してから腕の痛みが始まり、痛みは軽度で数日で治まったという方が多かったです。ニュースなどで痛くてTシャツが着られないという方もいるそうですが、Kiki’の周りでは腕を上げると痛みがあるけど、日常生活に困るほどの痛みがない人がほとんどでした。
全く副反応がないという方が30~40代で男女一人ずついました。
両親が接種した病院の看護師さんは、副反応で下痢が続いたそうです。
吐き気があった方はモデルナのワクチンですが、癌闘病中なのでその影響があるのかもしれません。

 

2回目接種
30~40代 腕の痛み・微熱・38.5℃以上の発熱・38℃の発熱・倦怠感・頭痛・悪寒・副反応なし
50~60代 腕の痛み・微熱
70~80代 腕の痛み・微熱

ワクチン接種後数時間から5,6時間後に腕の痛みから始まる方が多かったです。

熱に関しては接種した夜に38℃発熱した方と38.5℃の発熱した方がいました。接種した翌日に微熱が出たという方も多かったです。
ほとんどの方が発熱した次の日には下がっていました。
中には発熱した翌日の朝は下がっても、また夜になって微熱が出たという方もいましたが、その方も翌々日には完全に熱が下がっていました。

38℃熱が出た方は女性で、倦怠感と悪寒と頭痛もあり鎮痛剤を服用して3日間寝ていたそうです。苦しい様な辛さはなく、倦怠感と眠気が強かったので寝ていたそうです。

 

免疫力が高い若い人の方が発熱するということですが、38℃と38.5℃以上の発熱が出た方は40代の男性と女性です。
1回目副反応がなかった2人は2回目も副反応がありませんでした。

 

 

Kiki'
Kiki’

ニュースなどでは倦怠感が出る方も多いですよね。倦怠感も数日で回復されている方が多いですが、1週間程続いたという方もいました。

接種した翌日から通常のお仕事をされている方が多いので、倦怠感が続く原因でもあるのかなとKiki’は思っていて、接種した翌日は体を休めることができるワクチン休暇が取れる環境を、会社側がきちんと整えて安心して接種できる環境になって欲しいなと思います。

 

 

ワクチン接種の副反応については随時追記していきます!!

新型コロナウイルスに感染したときの症状は?

主な症状
発熱
頭痛
倦怠感
のどの痛み

その他 筋肉痛、嘔吐、下痢、味覚・嗅覚の異常などがあります。

 

重篤化すると

新型コロナウイルスに感染し重篤化すると、胸の痛みや息苦しさ意識障害などが出てきます。
この場合はすぐに各都道府県に設置されている相談センターへ連絡してください。

 

 

重症化しやすい人とは?

高齢者と基礎疾患のある方
一部の妊娠後期の方

重症化リスクがある基礎疾患は、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙などがあります。

Kiki'
Kiki’

重症化率を30代で比較すると、40代で4倍・50代で10倍・60代で25倍・70代で47倍・80代以降70倍以上にもなるそうです。

高齢者からワクチン接種が始まったのも、重症化リスクが高いのが理由と考えられます。若い人は重症化しないというわけではなく、重症化のリスクが高齢者と比べて低いというだけなので注意が必要です。

 

新型コロナウイルスワクチンを打つリスクとベネフィットって?

リスク

世界で初めてのmRNAワクチンということで、将来どの様な影響が出るかがわからない。

通常開発から実用化まで10年以上時間が掛かるのに対し、約1年という短い期間で実用化され、治験数が少なく安全性や効果、副反応について分からない点がまだまだ多い。

 

ベネフィット

新型コロナウイルス感染症を予防する効果(発症予防効果は約95%)がある。

新型コロナウイルスに感染しても重症化しにくい。

 

新型コロナウイルスに感染して後遺症で苦しんでいる方も多く、軽症の方でも回復した後もずっと倦怠感が続いている方や、味覚症状が治らない方、記憶障害が起きている方もいます。感染を予防するという意味では、ワクチン接種は効果が高いです。

 

 

Kiki'
Kiki’

Kiki’の母はコロナ禍で家にいることが多くなり、安心して外に出ることもできず、常に気を張っていたこともあり感情が不安定になってしまいました。元々旅行が好きなアウトドア派だったのもあると思います。ワクチン接種に対して不安もありましたが、打って安心感を得たお陰で気持ちが安定しました。

未知のウイルスに怯えながら生活していた日々から解放され、気持ちが明るくなり、不安が取り除かれたので、ワクチンを打って良かったと思いました。

それでもKiki’は正直、mRNAワクチンという今まで認可されてこなかったワクチンを打つことに抵抗があります。人前に多く出る生活環境ではないので、新型コロナウイルスに感染するリスクが低いとうこともあり、悩んでいる所です。ただ、感染したときに後遺症が残ることを考えると、ワクチンを打つ効果の方がリスクより上回ると思うので、接種できる順番がくるまでにゆっくり考えていこうと思っています。

2022年の初めには塩野義製薬のワクチン供給が始まる予定になっているので、無償接種ではなくなってしまうかもしれませんが、年明けまで待って接種しようかなとも思っています。

 

ワクチン接種は強制ではないので、打たないという選択肢もあります。

人と接する機会が多い方や高齢者と生活を共にしている方、通勤・通学で公共機関を利用している方、人が多く集まる場所に行く方などは感染するリスクも感染させるリスクも多くなるので、ワクチン接種はとても有効だと思いますが、普段からあまり人と接する機会が少ない方は、感染するリスクも少なくなるのでワクチンの副反応や影響を考えて、打たないという選択肢もありだとKiki’は思います。

どちらを選ぶにしても、自分が置かれている環境と自分自身の体と相談して判断するしかないので、後悔のない選択になる様に、しっかり考えて判断することが大切になります。