ご懐妊おめでとうございます。
妊娠検査薬などで妊娠の可能性が分かったら、病院選びを始めます。
病院の選び方
まずご自身がどのような出産環境や出産方法を望んでいるかを考えることが大切になります。
個人病院(産婦人科専門病院など)or総合病院
完全個室or相部屋・大部屋
病院食or豪華ディナー
自然分娩or無痛分娩
分娩室出産or部屋出産(LDR)or水中出産or自宅出産
立ち会い可or立ち会い不可
母子同室or母子別室
NICU・GCU有orNICU・GCU無
3Dエコーor4Dエコー
里帰り出産するorしない
低料金or高料金
近隣病院or遠方病院
などなど、病院を選ぶにはたくさんの基準があります。
希望する全ての条件をモーラするのは難しいと思いますので、外せない条件を決めそれぞれの順位をつけ病院選びをすると探しやすいと思います。
Kiki’の場合・・・
①NICU ②ER ③近隣病院
高齢での出産だったので、万が一何かあった時の為にNICUやERのある病院があるかどうかが一番の条件でした。通院も楽な方が良かったので、近隣病院も外せない条件でした。
安心してお産に挑みたかったので、それ以外の条件は特にありませんでした。
病院
出産する病院は、大きく分けると個人病院(産婦人科専門の病院)と大学病院や公立病院などの総合病院があります。
個人病院(産婦人科専門病院)
産婦人科、または産婦人科と小児科を専門にしていて、病床が100床未満の病院になります。
不妊治療から出産まで一貫して行える病院もあれば、出産設備がない病院もあります。
完全個室で豪華ディナー付きで、家族の宿泊が可能な病院もあります。
総合病院
産婦人科以外に内科・外科・眼科・耳鼻咽喉科などいろいろな診療科がり、病床が100床以上ある病院になります。
総合病院にはNICU(新生児集中治療室)やGCUを併設している病院があります。
出産は何があるか分からないので、NICUやGCUがあると安心して出産に臨むことができます。
人気の産院(東京)
山王病院(港区赤坂)
自然なお産から麻酔を使ったお産まで幅広く対応しています。
公式URL https://www.sannoclc.or.jp/hospital/patient/department/sanfujinka/index.html
愛育病院(港区芝浦)
母子の幸せと健やかな生育のため、質の高い医療を提供し安全で快適な妊娠・出産・育児を支援しています。
公式URL http://www.aiiku.net/
愛育クリニック(港区南麻布)
愛育病院系列のクリニックになります。
母子の幸せと健やかな生育のため、質の高い医療を提供し安全で快適な妊娠・出産・育児を支援しています。
公式URL http://www.aiiku.net/clinic/
聖路加国際病院(中央区明石)
母子にとって安全なお産にするために、医療の介入が必要か否か、必要な場合にはどのタイミングでどのような方法で行うのが良いのかを考えながら取り組んでいます。
公式URL http://hospital.luke.ac.jp/
杉山産婦人科(世田谷区大原)
培った経験と最先端医療を融合させ、人生に数度ないエキサイティングなシーンを快適で安心できる産院としてご提供します。
公式URL https://www.sugiyama.or.jp/childbirth/index
Kiki’の場合・・・
総合病院でした。
高齢出産・初産・多胎児妊娠でハイリスク出産でしたので、近隣にあるハイリスク出産受け入れ可能な病院は全て総合病院でした。
部屋
完全個室と相部屋・大部屋があります。
完全個室
1人部屋なので静かな環境でゆっくりと過ごせます。
バス・トイレ・洗面台・冷蔵庫付きの部屋や、トイレと洗面台付きの部屋など、病院によって設備は様々です。
相部屋・大部屋
約2~5人で一緒に過ごします。
個室の場合は別途個室料金が掛かりますが、大部屋の場合は掛かりません。
大部屋は個々にカーテンで仕切られています。
Kiki’の場合・・・
大部屋希望でしたが、ベッドが空いていなく2日間は個室となりました。
個室は何も気にせず一人で過ごせるのでゆっくり休めました。
大部屋(5人部屋)に移動した際、音には気を付けましたが、個々にカーテンで仕切られているのでプライベートは保たれていました。
トイレも洗面台も他の人と被ることもなかったので、不便に感じることも特にありませんでした。
食事
病院によって食事内容が変わります。
総合病院では病院食と言われている食事が多く、プラスチックなどの容器に食事が盛り付けられていますが、個人病院などではレストランの様な食事と食器が使われている病院が多いです。
同じ病院でも個室と大部屋によって食事内容が変わることもあります。
退院時に、夫婦や家族一緒に豪華フルコースディナーを頂くことができる病院もあります。
出産方法
出産方法には自然分娩(経腟分娩)・帝王切開・無痛分娩・和通分娩があります。
自然分娩(経腟分娩)
昔から行われている出産方法で、陣痛が起こり陣痛の間隔が短くなったら分娩台などに上がり、経腟から赤ちゃんを産む分娩になります。
自然分娩は基本医療の介入をせず、助産師さんが出産のお手伝いをし赤ちゃんを取り上げます。
その時の状況により、医師が必要な処置をすることもあります。
帝王切開
部分麻酔を使用し、お腹を切開して赤ちゃんを取り上げます。
無痛分娩
麻酔薬を使用し、陣痛の痛みをなくして出産する分娩です。
和通分娩
麻酔薬を使用し、陣痛の痛みを和らげて出産する分娩です。
陣痛の痛みをなくすわけではないので、陣痛に合わせて呼吸法ができます。
Kiki’の場合・・・
自然分娩を希望しました。
通常ハイリスク出産の多胎児となると帝王切開しか選べない病院が多いそうですが、順調であれば自然分娩も可能な病院でしたので、自然分娩を希望しました。
ハイリスク出産なので、自然分娩と帝王切開と両方の準備をしていただいていて、結果、自然分娩から急遽緊急帝王切開になりました。
出産する場所(部屋)
病院の分娩室で出産する方が大半かと思いますが、病院の部屋で出産できるLDRや水中出産、自宅でも出産することができます。
分娩室
出産するための設備を整えた部屋になります。
LDR
出産から産後退院するまでの間、移動することなく同じ部屋で行える設備がある部屋になります。
LDR室がある病院(東京)
山王病院・聖路加国際病院・杉山産婦人科・育良クリニックなどがあります。
水中出産
浴槽やプールの水の中で楽な体勢でリラックスしながら出産する方法になります。
水中出産ができる病院(東京)
日本赤十字社医療センター(渋谷区広尾)・愛育クリニック(港区南麻布)などがあります。
自宅出産
助産師さんに自宅で出産のお手伝いをしてもらい出産する方法になります。
自宅出産はリスクを伴うので、自宅出産できるかどうかは医師や助産師さんの協力を得られるかがカギとなります。
Kiki’の場合・・・
分娩室(手術室)での出産でした。
Kiki’の病院の出産は分娩室のみでしたが、陣痛が始まった時に出産できる陣痛間隔になるまで待つ専用の部屋がありました。
立ち会いの有無
出産には立ち合いが可能な病院と立ち合いができない病院があります。
今は立ち会いが可能な病院がほとんどですが、立ち会いするのに講習を受けないと立ち会いできない病院もあります。
Kiki’の場合・・・
Kiki’の病院では自然分娩のみ立ち会い可でした。
立ち会いする場合は講習の受講が必須でした。
Kiki’的に立ち合いは相手の希望に任せることにしていて、夫に聞いたら立ち会ってほしいというなら立ち会うが、できれば立ち会いをしたくないとのことで、立ち会いはしてもらいませんでした。
母子同室・別室
出産後あかちゃんと退院まで同室で過ごす病院と、赤ちゃんは基本乳児室で管理され、母乳をあげる時に乳児室に行ったり部屋に連れてきたりできる病院があります。
母子同室の良い所は、常に赤ちゃんと一緒に過ごすことで赤ちゃんと一緒にいる環境に慣れ、自宅に戻ってもスムーズに育児がスタートできます。
母子別室の良い所は、授乳時間以外を一人でゆっくり過ごせるので、産後消耗した体力の回復に専念できます。
Kiki’の場合・・・
Kiki’の病院は母子同室でした。
母子同室ではありましたが、ベッドを離れる時や理由によっては乳児室に預けることができました。
NICU・GCUの有無
病院によってNICU・GCUが併設されている病院としていない病院があります。
生まれてきた赤ちゃんに治療などが必要な場合に、NICU・GCUのない病院で出産した場合は、NICU・GCUのある病院へ転院することになります。その際、病床に空きがないと転院できないため、空きのある転院先を探すことになります。
NICU(新生児集中治療室)とは、早産児(予定より早く生まれた赤ちゃん)や低体重出産児(小さく生まれた赤ちゃん)、先天性疾患などの何らかの疾患を抱え治療が必要な赤ちゃんなどを、集中的に管理し治療を施す特殊部門になります。
GCU(新生児回復治療室)とは、治療の必要はないが入院が必要な場合(既定の体重まで少し足りない赤ちゃんや医師の判断で経過観察する赤ちゃん)やNICUでの治療を終え安定した赤ちゃんを引き続きケアする部門になります。
NICUのある病院
山王病院・愛育病院・聖路加国際病院・都立多摩総合医療センター(府中市武蔵台)など周産期母子医療センターに指定されている病院になります。
詳しくは総合周産期母子医療センターについてのサイトをご確認ください。
↓
出産の病院選び!!東京の総合周産期母子医療センターとスーパー周産期医療センター ハイリスク出産受け入れ病院編
Kiki’の場合・・・
病院を選ぶ際の重点ポイントの一つでした。
高齢出産・初産・双子というハイリスク出産だったので、ここだけは外せないポイントでした。
姉が出産の際、NICU・GCUがない病院で出産し、早産のためNICU・GCUに転院したことがあり、その際提携病院に空きがありすぐに転院できましたが、一刻を争う場合のことを考えると、NICU・GCUのある病院の方が安心だなと思ったことも重点ポイントの一つでした。
里帰り出産
里帰り出産をする場合、自宅から通院できる病院と里帰りした際に通院・出産できる病院を探すことになります。
Kiki’の場合・・・
実家と家が近かったので里帰り出産ではありませんが、産後は実家に戻り両親の助けを借りながら育児をしていました。
出産費用
病院によって出産に掛かる費用が異なります。
個人病院の場合 約50~80万円(セレブ御用達の病院は100万円以上)
総合病院の場合 約40~60万円(セレブ御用達の病院は100万円以上)
助産院の場合 約30~40万円
Kiki’の場合・・・
総合病院での出産で、双子の為計画出産で自然分娩を予定していましたが、途中からら緊急帝王切開になったので、約55万円でした。
最初から帝王切開を選んでの出産であれば、保険適用外の費用が少なくなるので上記より安くなります。
病院の場所
病院の場所は病院選びでとても大切になります。
陣痛が始まり病院まで行く場合、車(タクシー)で病院まで行くことになりますので、車で30分、遠くても1時間以内に着ける場所が理想です。
妊娠中はいつ何があるか分かりませんので、何かあったらすぐに診てもらえる近隣病院がおすすめです。
Kiki’の場合・・・
高齢出産のため、NICUのある総合病院を検討していたところ、双子ということが分かり、ハイリスク出産だったので、ハイリスク出産受け入れ可能な病院を3件案内してくれました。
案内された中に、元々希望していた病院があったので、希望の病院を紹介していただきました。自宅からは車で30分くらいの場所にあります。
近いと通院が楽なのと、万が一のことがあってもすぐに行ける安心感がありました。