出産するのにどの位お金を用意しておけばいいのか、産院や出産方法によって出産に掛かる費用は異なりますが、事前に準備しておけると安心ですよね。
ここでは出産にどのくらいお金が掛かるのか、Kiki’の実際掛かった出産費用を含めご紹介していきます。
出産(分娩)費用
出産費用には分娩料と入院費の他に、母子の検査や処置、投薬料などの費用が含まれます。
自然分娩(経腟分娩)
約40~70万円
無痛分娩(麻酔分娩)
約80万円
自然分娩に麻酔代が加算された金額になります。
帝王切開
約50~60万円
帝王切開の場合、保険が適応されるので自己負担額は3割になります。
水中出産
約70~80万円
自然分娩+水中出産代が加算されます。
多胎児(双子・三つ子)やハイリスク出産の場合は上記の金額にプラス約30~70万円が加算されます。
個室や特別室などをご利用の場合は、病院指定の追加料金が加算されます。
入院期間が延長になった場合は、日数に応じて加算されます。
Kiki’が実際に掛かった出産費用
項目 | 費用 | 内容 |
産婦人科初診料 | 3650円 | 妊娠検査薬で陽性反応があった後、不正出血があり、初めて病院に行った時の費用 |
漢方薬(止血剤) | 610円 | |
再診 | 1,640円 | 止血と出血の原因確認の超音波検査 |
再診 | 2,820円 | 超音波検査と病理検査 |
再診 | 2,390円 | 超音波検査と産院紹介 |
ポリープ切除 | 26,480円 | 転院先で妊婦健診スタート
ポリープが見つかり切除手術 |
他院にて4Dエコー | 4,200円 | 超音波検査とDVD |
検体検査結果 | 390円 | 切除したポリープの検体検査 |
糖負荷検査 | 1,990円 | 血糖値の検査 |
内分泌代謝科受診 | 660円 | 妊娠糖尿病の疑いがあり受診 |
内分泌代謝科受診 | 3450円 | 糖尿病自己検査キット代含む |
グルテストセンサー(血糖値) | 2,980円 | 血糖値を測定するのに必要なセンサーの購入 |
内分泌代謝科受診 | 390円 | |
内分泌代謝科受診 | 9,090円 | 予約外診療と投薬料 |
薬代 | 1,390円 | |
画像診断 | 1,700円 | |
内分泌代謝科 | 2670円 | |
薬代 | 2,250円 | |
分娩費用 | 540,000円 | 計画出産、経腟分娩からの緊急帝王切開(帝王切開分は3割負担になっています) |
出産証明書 | 1,800円 | |
産後検診 | 700円 | |
内分泌代謝科 | 2,760円 | 産後の妊娠糖尿病検査 |
内分泌代謝科 | 210円 | |
新生児GCU代 | 14,040円 | 20日分 |
産婦人科 | 13,960円 | 産後の悪露で受診、処置代 |
内分泌代謝科 | 2,970円 | 糖負荷検査 |
合計 | 645,190円 |
ハイリスク出産(双子・初産・高齢)の為、通院中の病院から紹介されたハイリスク出産対応の公立病院で出産しました。
定期妊婦健診は住んでいる自治体の受診票で全て受診できました。
順調な妊娠であれば、最初の産婦人科での診察料のみ負担するだけだと思いますが、妊娠糖尿病の疑いが出てから妊娠糖尿病と診断されるまでは血糖値測定に使用するキッドが自己負担(保険適用外)になるのと、内分泌代謝科での診察料などが掛かり、予想外に出産までの費用が掛かりました。
ただ、出産一時金が赤ちゃん一人に対して42万円なので、Kiki’の場合42万×2子になり、出産に掛かった費用は全て出産一時金内で納まりました。
出産育児一時金
42万円
赤ちゃん一人につき42万円が受け取れます。
対象者
妊娠4か月以上で出産する健康保険加入者、又は配偶者の健康保険の被扶養者が対象になります。
Kiki’の場合・・・
双子の為出産育児一時金は84万円(42万円×2)でした。
出産育児一時金申請方法
病院から健康保険組合へ直接請求してもらう直接支払制度を利用する方法
一時的に全額自己負担し後日個人で健康保険組合へ申請する方法
の2つがあります。
個人で後日請求するためには出産の証明書類(有償)が必要になるので、病院から直接健康保険組合へ請求してもらう直接支払制度の活用がおすすめです!!
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出産費貸付制度
1~約33万円相当額
出産までの間に掛かる費用を一時的に貸してもらえる制度があります。
出産育児一時金が支給されるまでの間、無利子で借りられます。
貸付金額は1万円を単位とし、出産育児一時金支給見込額の8割相当額が限度額となります。
対象者
健康保険の被保険者又は被扶養者で、出産育児一時金の支給が見込まれる方で、 出産予定日まで1ヶ月以内の方と妊娠4ヶ月(85日)以上で、病院・産院等に一時的な支払いを要する方が対象となります。
Kiki’の場合・・・
出産費貸付制度は利用していませんが、病院によっては一定額を預かり金として前払いする場合があります。その際にまとまったお金が手元にない場合利用できます。
利用するしないは別として、こういう制度があるということを知っているだけでも安心材料になると思います。
出産費用の支払い日
退院時一括
直接支払制度を利用すれば、病院から直接健康保険組合へ出産一時金を請求してくれるので、出産一時金を除いた金額を退院時一括で支払います。
全額自己負担で支払い、後で出産一時金を健康保険組合に個人で請求することも可能です。
Kiki’の場合・・・
ほとんどの方が病院で出産一時金の手続きをしてもらい差額分を支払うそうですが、カード決済可能だったので、ポイントを貯めようと全額自己負担で一括支払いし、後で健康保険組合へ出産一時金を個人で請求しました。
個人で出産一時金を請求するのに証明書類(有償)が必要になったので、病院で直接健康保険組合へ請求してもらい差額分を支払うのがおすすめです。
準備する出産費用
出産一時金42万円+30~50万円
または
病院の出産費用概算を参考に出産一時金を除いた金額+10万円
病院の出産費用概算70万円、出産育児一時金42万円の場合
70万円-42万円=28万円(差額で支払う金額)
28万円+10万円(予備)=38万円
出産育児一時金があるので全額自己負担とはなりませんが、出産育児一時金を超える出産費用になるのがほとんどなので、余裕をもって準備しておくと安心です。
Kiki’の場合・・・
出産に向けてお金を準備することはしませんでしたが、少し貯蓄があったので、出産費用がオーバーした分はその貯蓄を切り崩して支払おうと思っていました。結果双子の為出産育児一時金内で出産費用を支払うことができ、とても助かりました。