子どもが産まれた時にまず考えるのが、子どもの将来に向けての貯蓄だと思います。
子ども一人に対する教育資金は、全て公立で1,000万円全て私立だと2,000万掛かるといわれています。
学資保険は子どもの未来の教育資金の貯蓄です。ここでは学資保険についてご紹介していきます。
学資保険ってどういう保険?
子どもの教育資金を準備するための貯蓄型保険のことを言います。
学資保険は、毎月決まった保険料を支払うことで、将来の子どもの教育資金を準備することができます。
学資保険には、子どもの進学に合わせたタイミングで保険金を受け取れるタイプと満期日まで積み立ててから満額保険金を受け取るタイプがあります。
学資保険には返戻率というものがあり、返戻率が高いほど受け取る金額が高くなります。
返戻率は、支払った保険料総額に対して将来受け取る金額の割合です。
2023年の返戻率は保険プランや年齢などにもよりますが、高いもので109%ほどです。
返戻率110%の場合、保険料100万円を支払うと、受け取れる金額が110万円になります。
Kiki’が学資保険に加入した頃の返戻率は、109%前後の商品が多く、Kiki’が加入した保険も109%です。
ちょうど保険料の見直し後だったので、見直し前と比べると返戻率が下がってしまいました。見直し前の返戻率は120%前後でした。この差はかなり大きいですよね・・・。
ちなみに、Kiki’が加入した時と同じ設定でシュミレーションすると、今の返礼率は103.8%(2023年6月現在)になりました。Kiki’の頃から比べると5%下がっています。この差も痛い・・・。
学資保険の加入率
約40%
年々加入率は低下する傾向にあります。
Kiki’が学資保険に加入した頃の加入率は約60%でした。
Kiki’が加入した頃と比べて20%も下がっているのは、返戻率が下がって加入するメリットを感じる方が少なくなったからですよね・・・きっと。
学資保険を選ぶポイント
返戻率
もらえる保険金が返戻率によって変わるため、できるだけ返戻率が高い保険を選ぶ
補償内容
死亡保障がついている保険を選ぶ
受け取るタイミング
いつどのタイミングで教育資金が必要かに合わせて選ぶ
Kiki’は大学進学に向けて18歳満期で受け取れるタイプを選びました。
幼稚園から高校までの間も、入学時などまとまったお金が必要になりますが、そこは余裕があるときに貯金するなどして対応して、一番まとまったお金が必要な時に合わせることにしました。
学資保険に加入するタイミングは?
0歳
学資保険は0~7歳ぐらいまで加入することができますが、子どもの加入する年齢によって返戻率が異なります。加入時期が早いほど返戻率が高くなる傾向があるので、0歳から加入する方が多いです。
Kiki’は生後6か月の時に学資保険に加入しました。
契約者は夫or妻?
夫婦共働き→妻
専業主婦(主夫)→配偶者
妻を契約者にすると保険料が安くなる商品があります。保険料が安くなると返戻率が上がるので、その場合は妻を契約者にするのがおすすめです。
配偶者(働き手)を契約者にします。
学資保険の補償内容には、契約者が亡くなった場合保険料が免除される商品があります。
Kiki’は契約時専業主婦だったので、契約者は夫です。補償内容に契約者が亡くなった場合の免除がある保険です。
月々の保険料はいくらがいい?
最後まで継続して払える金額
学資保険の相場は月々5,000~20,000円です。その中でも最も多いのは月々1万円です。
Kiki’が加入する時保険のプランナーさんから言われたのは、児童手当を貯めると約200万になるので、学資保険は200万円位の設定がいいと思う。途中解約すると元本割れしてしまうので、万が一のことがあっても児童手当で学資保険を払うこともできるので・・・とのことで、月1万円設定でお願いしました。
継続して払える金額としては将来払えなくなっても児童手当を充てられるので安心ですが、大学資金に充てることを考えると、月々4,000円位増えてしまいますが300万設定でも良かったなと思いました。
学費の目安
国立 | 公立 | 私立 | |
幼稚園3年間 | - | 約45万円 | 約95万 |
小学校6年間 | - | 約190万円 | 約960万 |
中学校3年間 | - | 約145万 | 約425万 |
高校3年間 | - | 約140万 | 約300万 |
大学4年間 | 約250万 | 約260万 | 文科系 約400万
理科系 約550万 |
大学6年間 | 約320万 | 約2400万 |
※保育園・幼稚園、高校は支援金制度があるので、実際にはここまでかからない場合があります。また世帯年収によっても異なります。
※私立大学は学校により学費が異なります。また、その他実習費などが別途必要な場合があります。
学資保険の払い込み方法
月払い・年払い・半年払い・一括払い
Kiki’は年払いにしました。
年払いは月払いと比べて返戻率が良いいのでおすすめです。
学資保険に加入するメリットとデメリットは?
①返戻率によっては支払った金額より多く受け取ることができる
②毎月または毎年決まった金額の保険料を支払うことで、確実に貯蓄ができる
③万が一契約者が亡くなった場合、亡くなった月以降の保険料の支払いが免除されるので将来の教育資金を確保できる
④生命保険控除の対象であれば課税所得金額が減る
①昔と比べ返戻率が低く、魅力がない
②途中解約すると元本割れすることがある
③途中でプランを変更することが出来ないため、急に教育資金が必要になっても対応できない
Kiki’は貯金をしようと思っていてもなかなかできないタイプなので、定期的に支払う貯蓄方法が必要だなと思い学資保険に加入しました。銀行の利率も良くない時代なので、それに比べればまだ学資保険の返礼率の方が良かったので、加入したメリットを感じています。
今のところデメリットは感じていません。
学資保険に変わる保険や貯蓄方法はないの?
貯蓄型終身保険で払込期間を選べる保険にすれば、満期で受け取ることが出来るので、学資保険の代用になります。返戻率は加入する契約者の年齢にもよりますが、学資保険より返戻率が高いものもあります。
変動・固定の利率があり、満期は2~10年の範囲で決まった年数から選ぶことができます。
メガバンクの利率約0.002%と比べると日本国債は固定5年で約0.06%・変動10年で約0.29%なので、利率が高いです。
投資はハードルが高いですが、つみたてNISAは比較的簡単に投資が出来ます。元本割れするリスクもありますが、場合によっては2倍以上の利益になることもあります。
Kiki’はどれもまだ利用したことはありませんが、万が一契約者が亡くなった場合のことを考えると、死亡保障のある積み立て終身保険が安心かなと思います。
子どもたちの未来に向けてのお金を確保できれば、どの方法でもいいと思います。
人気の学資保険
フコク生命の学資保険みらいのつばさ
受取方法 | S(ステップ)型、J(ジャンプ型) |
払込期間 | 11歳・14歳・17歳 |
返戻率 | 109.5%(ジャンプ型) |
加入期間 | 出産予定日140日前~7歳まで |
払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料支払い方法 | 口座振替・振込・窓口・集金 |
公式URL https://www.fukoku-life.co.jp/gakushi/
アフラックの夢見ることもの学資保険
受取方法 | 高校入学・大学4年間、一括 |
払込期間 | 10歳・17歳・18歳 |
返戻率 | 107.8% |
加入可能期間 | 出生140日前~7歳まで |
払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料支払い方法 | 口座振替 |
公式URL https://www.aflac.co.jp/campaign/ss/gakushi/
学資金準備スクエア
受取方法 | Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型 |
払込期間 | 10歳・15歳・17歳・18歳・20歳・22歳 |
返戻率 | 108.7% |
加入可能期間 | 出生140日前~5歳まで |
払込方法 | 月払・半年払・年払 |
保険料支払い方法 | 口座振替 |
公式URL https://www.sonylife.co.jp/gakushi/
Kiki’はソニー生命の学資保険に加入しています。大学進学の資金を貯めたかったので、18歳満期で一括受け取りができるタイプで返戻率など比べ、ソニーにしました。ソニーの生命保険って耳にしたことがなかったのでどうなのかなと思っていましたが、1979年に創立している会社で、支払い余力もありますしソニーの子会社なので安心だと思いました。今のところ問題はありません。
どの保険に加入したらいいか迷っている方は・・・保険の相談がおすすめ!!
保険見直しラボ 公式URLhttps://www.hoken-minaoshi-lab.jp/
保険市場 公式URLhttps://www.hokende.com/life-insurance/education
ほけんの窓口 公式URLhttps://www.hokennomadoguchi.com/
かぞくの保険 公式URLhttps://hoken.karadanote.jp/
保険見直し本舗 公式URLhttps://www.hokepon.com/
などがあります。
保険相談窓口は、ほとんどが相談料無料なので気軽に相談できます。
Kiki’は自分でも学資保険について調べていましたが、迷っていたので相談しました。ファイナンシャルプランナー(FP)の方が自宅に来て、おすすめの学資保険をいくつか案内してくれました。学資保険はKiki’の頃も返戻率が低かったのもあり、FPの方一押しはアリコ(現メットライフ生命)の貯蓄型終身保険でした。その頃は学資保険より積み立て利率が良かったからだと思います。ただ、アリコは個人的にイメージが良くなかったので加入しませんでしたが、いろいろ聞けたので相談して良かったなと思いました。
学資保険も終身保険も投資も何かしらリスクがあります。
一番大切なのは、無理なく続けられるものだと思います。
子どもたちの将来の教育資金を準備することはとても大切なので、自分に合った教育資金の貯め方を考えて、どれが合うのか見極めて、将来の準備をしていけばいいと思います。