幼稚園にはそれぞれの方針や特色があります。
ここでは幼稚園選びを始める時期から選ぶポイントについてご紹介していきます。
幼稚園を選ぶ時期
入園1年半前~1年前位まで
情報収集は早いに越したことはないと思います。
幼稚園入園1年半前から幼稚園選びをするのが理想です。
遅くても入園1年前から選び始め夏になる前にある程度決めておくと良いと思います。
プレスクールの受付が早い幼稚園で入園1年半前、遅くても1年前位から始まります。
プレスクールを検討している方は特に早めに情報収集を始めた方がいいと思います。
Kiki’の場合・・・
2歳のころから近隣の幼稚園の情報収集を始めました。
2つの幼稚園に絞ったところで安心してしまい、日々過ごしていて気づいたら9月中旬、説明会の日程を確認したところ、一つの幼稚園の説明会が終わってしまっていました・・・。もう一つの幼稚園は毎週決まった曜日に説明会が随時あり、そちらだけ参加しました。
説明会に参加できなかった幼稚園で見学は随時希望すれば可能だったと思うのですが、結局見学もせず説明会に参加した幼稚園に決めました。
幼稚園を選ぶポイント
・説明会
・教育方針や特色
・授業内容
・課外教室の有無
・預かり保育の有無
・プレスクールの有無
・園服の有無
・通園方法
・立地と環境
・給食orお弁当
・親が幼稚園にに行く回数
・保育料(授業料)の金額
などがあります。
説明会
実際に園長先生や先生方からのお話が聞けますし、質疑応答ができるので疑問点や不安点などお話しできます。説明会は基本園で行うので、園の雰囲気が分かりますし、在園児たちがいれば在園児たちの園での過ごし方や先生方の園児に対する接し方なども見ることができます。
説明会は、年に1度行う幼稚園や年に数回または随時行っている幼稚園と様々です。
毎年同じ時期に行っているので、昨年度の開催時期を参考に前もって確認すると良いと思います。
Kiki’の場合・・・
前にも述べましたが、2つ検討している幼稚園の内、気が付いたら1つの幼稚園の説明会が終わってしまっていたので、1つの幼稚園のみ参加しました。
参加できなかった幼稚園は年に一度9月上旬に説明会を行っていました。
参加した幼稚園では毎週水曜日予約制で説明会を行っていました。
説明会の参加者は15人程度という少人数で、園長先生のお話と先生のお話を聞いた後質疑応答の時間がありました。幼稚園の一日の過ごし方や何に重点を置いているのかなど疑問や不安点が確認できました。最後に幼稚園内の見学があったので、先生や園児たちの雰囲気が少し掴めたので参加して良かったです。
教育方針や特色
幼稚園によって教育方針や特色、理念が異なります。
教育
大きく分けると教育に重点を置いている幼稚園、遊びに重点を置いている幼稚園、教育と遊びとをバランスよく組み込んでいる幼稚園があります。
子どもの伸ばしたい部分や小学校進学時公立か私立かによって教育の比重を考えるといいと思います。
Kiki’の場合・・・
遊びの中心の幼稚園と教育と遊びが半々の幼稚園とで悩みました。
遊びは五感を育むことができるし、でも勉強もある程度できた方が小学校に入った時楽なのかなとか、子どもたちはどっちが合うのかななどいろいろと考えました。
考えている中で、遊び中心の園に子供を通わせた先輩ママから「子どもがのびのび育ったのはいいけど、小学校に入った時勉強に追い付くのが大変だった」と聞いていたので、考えた結果勉強と遊びと半々にしている幼稚園にしました。
特色
自然体験を多く取り入れている幼稚園やモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園、発表会など行事に力を入れている幼稚園、年間通して親が参加する機会が多い幼稚園など幼稚園によって様々です。
Kiki’の場合・・・
年間通して行事が意外と多い幼稚園でした。春には親子遠足と遠足、じゃがいも掘り、親子運動会、夏には盆踊りと展示会、秋には運動会と秋の遠足、サツマイモ掘り、冬には学習発表会、音楽発表会、ダンス発表会、お餅つきなど季節ごとにいろいろな行事がありました。
その他授業参観が2か月に1回程度あり、子どもの幼稚園での生活を垣間見ることができました。
授業内容
リトミックやフラッシュカード、英会話、体操教室、運動遊び、ダンス教室、水泳教室、書道教室、ピアノ教室、ペンシリア、剣道、工作、科学あそび、こくごやさんすうなどの授業と幼稚園によって様々です。
Kiki’の場合・・・
年少は親から離れ集団生活に慣れることから始まり、生活力をつけることに重点をおいていて遊びが中心で授業はリトミック・英会話・サッカー・プール・工作と少なかったです。年中になると社交ダンス・バレエ・体操・書道・工作・こくご・さんすうなどが加わり、年長になるとキッズダンス・造形・剣道・ペンシリア・ピアノ・科学あそび・運動あそびなどが加わりました。
年少から年長にかけて少しずつ授業が増えていく形で、どの授業も必ず参加しなければいけないという訳ではなく、子どもの意思を尊重し無理をさせないという幼稚園でした。
課外授業の有無
幼稚園によっては幼稚園が終わった後に課外教室を行っている幼稚園があります。
内容はリトミック、英会話教室、体操教室、ダンス教室(チアダンス・クラシックバレー・ヒップホップなど)、サッカー教室、ピアノ教室など園によって様々です。
園での課外教室は、園に通っている生徒と卒園生なので、慣れた場所でお友だちと一緒に始められるのが利点だと思います。
Kiki’の場合・・・
課外教室は体験ができるので、興味があればまず体験してから決めればと思っていたのですが、子どもたちが通う気が全くないので一度も参加したことはありません。お友だちの中には課外教室に参加している方が数人いました。
預かり保育の有無
共働き世帯が増え、保育園に預ける方が増加し、預かり保育を実施している幼稚園が増えています。
預かり保育をしていない幼稚園もまだありまずが、夕方まで預かり保育を実施している幼稚園や夜まで預かり保育が可能な幼稚園もあります。
預かり保育には、常時預かりと一時預かりがあります。
一時預かりが可能な幼稚園の場合、万が一急な予定が入ってしまってもお迎えの時間を変更できるので安心です。
Kiki’の場合・・・
共働き世帯にはありがたい早朝から夜まで預かり保育がある幼稚園でした。
一時預かりや長期休暇、大型連休も預かり保育が可能な幼稚園で、多くの人が預かり保育を利用していました。
Kiki’の子は預かり保育をしたくないと言うので、一度も利用したことがありませんが、夏休みなどの長期休暇に週1.2回預かり保育を利用している方は多かったです。
プレスクールの有無
プレスクールは入園前に幼稚園の体験ができます。
希望する幼稚園がある場合は、プレスクールに参加すると優先的に入園できる幼稚園もありますし、入園前に幼稚園の体験をさせたいとか子どもが通わせたい幼稚園に合うかどうか判断したいなどという時にプレスクールがあると、子どもの様子を見ながら幼稚園を選ぶことができます。
Kiki’の場合・・・
幼稚園選びにプレスクールの有無は特に気にしていませんでした。
結果的にプレスクールがあり通うことになりましたが、プレスクールに通うことで子どもたちが幼稚園に慣れ母子分離がスムーズにできたかというと、母子分離に関していうと全くできませんでした。
ただ、事前に幼稚園の雰囲気や先生方の在園児への接し方などを見ることができ、子どもの性格や特徴など事前に先生が把握してくれるので、通って良かったなと思います。
園服の有無
私服・体操着・制服と園によって様々です。
制服がある幼稚園の場合、幼稚園によっては制服代が数万円する園もあります。
バザーがある園であれば、お古になりますがお得に制服を購入することができます。
バザーの時期は幼稚園によって異なるので、事前に確認すると良いと思います。
Kiki’の場合・・・
制服・体操服・スモッグがありました。
普段は体操服とスモッグで過ごし、制服は年に6回程度しか着用しませんでした。
入園や卒園時に洋服を購入することを考えたら高い金額ではないかなと思いますが、3年間着られるように大き目を買い、無事3年間買い替えずに着用しました。
幼稚園の入園費用っていくらぐらい?幼稚園入園で実際掛かった費用について編→現在制作中
通園方法
通園は徒歩・自転車・車・バスなどがあります。
幼稚園によっては徒歩か自転車のみの幼稚園もありますし、車やバス通園が可能な幼稚園もあります。
遠方の幼稚園を希望している方や下の子が小さいまたは妊娠希望の方は家の近くで拾ってくれる幼稚園バスがあると便利です。
風の強い日や雨、雪など自転車通園では危険な時に車通園可能な園だと便利です。
Kiki’の場合・・・
徒歩・自転車・車・幼稚園バスがありました。
Kiki’は自転車通園でしたが、子どもが大きくなり風の強い日や雨の日などの悪天候の時は自転車通園では危険なので車通園をしていました。
通園方法がたくさんあると選択肢が増えるので便利だと思います。
立地と環境
行事や参観などで幼稚園に行く際は徒歩や自転車などで行くことになります。
幼稚園の近くに駅やバス停があれば公共機関を利用できますし、コインパーキングがあれば車で行くことも可能です。
子どもが通うのがメインですが、親が幼稚園に行くことも意外とあるので、幼稚園の立地は大切だと思います。
環境については、騒音がある場所に幼稚園があるというのは少ないと思いますが、園庭の広さや遊具などが充実しているかというのはポイントだと思います。
Kiki’の場合・・・
幼稚園の近くにはバス停やコインパーキングがありました。
大通りから外れた住宅街の中にあるので、とても静かな環境でした。
ただ、園庭が広くなく遊具が少ない幼稚園だったので、選ぶ際少し悩みました。ただ、事前に天気の良い日は近隣の公園に園児を連れていくこともあると聞いてて、実際近くの公園だけではなく幼稚園バスに乗って公園に遊びに行くこともあり、園庭が大きくなく遊具が少ない分工夫しているんだなと思いました。
給食orお弁当
幼稚園によって完全お弁当の幼稚園、お弁当と給食と両方取り入れている幼稚園、完全給食の幼稚園があります。
お弁当作りが苦じゃない方は特に選ぶポイントには入らないと思いますが、忙しい朝に毎日お弁当作りが苦になる方や料理が苦手な方は給食があるととても助かります。
Kiki’の場合・・・
完全給食の幼稚園でした。完全給食ですが、アレルギーがある子や希望でお弁当も可能でした。
給食費は別途掛かりますが、忙しい朝で料理が得意ではないKiki’にとって給食があるのは本当に良かったなと思いました。
親が幼稚園に行く回数
行事や参観以外に説明会や親睦会、係など幼稚園に行く機会が多々あります。
行事は土日などの休日が多いですが、その他は平日になります。働いている方はなかなか平日調整して参加するのは難しいと思いますので、働いている方にとっては選ぶポイントになると思います。
Kiki’の場合・・・
預かり保育が充実しているので働くママが多く、参観に行けない場合子どもの希望に沿って参観授業から外したり、係についても一人1つ1日参加という配慮がされていました。
参観の参加者はクラスの半数程でした。
保育料(授業料)の金額
幼稚園によって保育料が異なりますが、ほとんどの幼稚園では約25,000~50,000円になります。
幼児教育・保育無償化になりましたが、国での無償化金額は2.57万円なので越えた分は自己負担となります。
Kiki’の場合・・・
近隣幼稚園の保育料は約25,000~30,000円でした。
子どもたちの幼稚園は25,000円でしたが、幼児教育・保育無償化が始まる年に26,000円になりました。
国の無償化の他自治体での補助があり、保育料は無償となりました。
各々幼稚園を選ぶポイントがあると思います。
子どもたちにとって幼稚園は初めて親と離れて過ごす場所になります。
子どもたちは幼稚園自体がどういう所か分からないので、どの幼稚園に通ってもこうゆうもんだと受け入れると思いますが、親としてはいろいろと考えてしまいますよね。
選ぶ一番の決め手は、自分の子どもにどう幼稚園で過ごしてほしいかだと思います。