妊活!!不妊外来のある総合病院と不妊治療専門病院ってどう違う?体験談

妊活(不妊治療)

ここではKiki’が実際妊活を始めた際に、不妊外来のある総合病院に通った時と不妊治療専門病院に通った時の体験談を紹介します。
実際にどちらに通院するか迷われている方の少しでも参考になればと思います。

Kiki’の場合の総合病院不妊外来の治療の進め方・・・

まずは、カウンセリングと血液検査・クラミジア検査・内診からスタートです。

翌週に子宮卵管造影検査をし、翌日子宮卵管造影後のX線検査と精液検査をしました。

先生からは妊娠に至るまでのアドバイスや説明があり、基礎体温表をつけ排卵日検査薬を使用し3~4か月自宅で様子を見ましょうということになりました。

その間妊娠にいたることがなく、再度病院へ行きました。

血液検査に異常はなく、基礎体温表を見ても低温期と高温期が分かれていて、排卵もしているグラフになっているので、自然に排卵しているが、妊娠の確立をあげるためということで排卵誘発剤(クロミッド)を使用したタイミング法をやっていきましょうと提案され、タイミング法を行うことになりました。

排卵誘発剤は卵巣を刺激し、卵胞を育てる働きがありますが、1つの卵ではなく、数個排卵する可能性がでてきます。この薬を使うことで多胎児が生まれる可能性もありますが、妊娠率があがるというのが先生の見解でした。

生理が終わった段階で病院へ行き、排卵誘発剤を5日間服用し、病院へ行き超音波にて卵胞が育っているか確認します。

数日後卵胞の計測をするために、再度病院へ行き超音波にて卵胞を計測し、排卵日を予測してもらいタイミングを指導していただきます。

高温期時には黄体ホルモン分泌量を調べるために血液検査をしました。

その後半年間ほど、排卵誘発剤を使用してのタイミング法を行ってきました。

初回の卵管造影検査から半年たち、再度卵管造影検査をしました。

毎月、排卵日前に卵胞の確認→排卵誘発剤を服用→卵胞の計測→排卵日の予測とタイミング指導→排卵日検査薬を併用してのタイミング法を繰り返し行っていました。

1年続けていても妊娠には至らず、再度血液検査と抗精子抗体の検査をしました。

検査結果は問題なく、どうして1年経っても妊娠できないのかと、とても悩みました。

それでなくても、この1年間は気持ちが沈むことが多く、毎月生理が来るたびに大泣きしていました。

この間に卵巣嚢腫が発覚したこともあり、このまま総合病院で診てもらうよりも専門病院に通った方がいいのではないかと思い、不妊治療専門病院に行く決意ができました。

 

Kiki’の場合の不妊治療専門病院の治療の進め方

不妊外来のある総合病院と同様カウンセリングと血液検査・内診からスタートしました。

不妊治療を始める方は高齢の方が多く、その時Kiki’は36歳でしたが、診察してくれた先生からはまだ若いから大丈夫と優しく対応してくださり、気持ちがすっと楽になったのを覚えています。

初診の内診時、卵巣嚢腫が大きくなっており、不妊治療を始めるより手術が先だということで、卵巣嚢腫手術の名医がいる病院を紹介してくださいました。

卵巣嚢腫の術後経過を確認し、妊活の了承が出てから、再度不妊治療専門病院への通院を始めました。

総合病院では排卵誘発剤や排卵日検査薬を使用しましたが、専門病院では必要ないとのことで一切使用していません。

先生によって考え方が違うとは思いますが・・・

総合病院ではリスクはあるが妊娠の確立が上がるということで使用。

専門病院では排卵誘発剤のリスクを第一に考え使用しない・自然に排卵ができているから使用する必要がない

とのことでした。

不妊専門病院では、その後精液検査、卵管造影検査、フーナーテストをしました。

診察の流れとしましては、毎月排卵前に受診し超音波にて卵胞の計測し、排卵日を予測しタイミングを指導され、排卵後病院に行き内診して排卵後の様子を確認してもらうという形でした。

他に検査がないときは、月に排卵前と後の2度病院に通うという形でした。

人気がある不妊治療専門病院の院長先生に診ていただいており、診察時間は5~10分程度です。

専門病院だけあって的確な指導をしていただけてので、安心して診てもらうことができました。

専門病院だからなのかは分かりませんが、子宮卵管造影の造影剤を注入するにあたり、丁寧な作業をされているからなのか、とても長く痛みも伴い辛かったのを覚えています。

卵巣嚢腫の手術後は妊娠しやすいと聞いていたのでそれが良かったのか、子宮卵管造影子宮卵管造影後も妊娠しやすいと聞くのでそれが良かったのか、心の余裕ができたのが良かったのか、どれが関係しているかは分かりませんが、通院5か月で妊娠にいたりました。

不妊外来のある総合病院も不妊治療専門病院も検査の内容などに違いはありませんが、専門病院だけあって的確なアドバイスがあり、安心して受診できた様に思います。

Kiki’には通院した専門病院が合っていたのだと思います。

 

Kiki’が思う妊活に必要なこと

妊活では思うように進まないことも多々あります。

精神的に辛いと感じることも多いです。

常に前向きに考えられる方はいいですが、Kiki’も含め妊活を続けることが苦しくなりストレスへと変わってしまう方も多いと思います。

ストレスを感じてまで妊活をする必要はないのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、妊活を始めるといつまで続けたらいいか分からなくなるのも妊活です。

次は妊娠できるのではないかと望みをかけ、苦しくても続ける。毎月一喜一憂の繰り返しです。

妊活がストレスとなっていても・・・、妊活にストレスが大敵だと分かっていてもやめる勇気が持てない。

Kiki’も実際、妊活がストレスとなり体が妊活を拒否してしまう期間がありました。

子供は欲しいけど妊活は辛い

子供が欲しいなら妊活は頑張るしかない

子供が欲しいのにストレスで頭と体が追い付かない状態になりました。

そんな時に卵巣嚢腫の手術をすることになり、妊活を再開するまで約半年間お休みすることになりました。

この妊活をお休みした期間はKiki’とってとてもいい時間となりました。

一度強制的に妊活ができない状態になったことで、立ち止まれたことが妊活に対する意識が変わり、気持ちに余裕が生まれたのです。

焦ってもしかたがない、なるようにしかならないと思えるようになりましたし、この先もし赤ちゃんが自分のもとへ来てくれなかったとしても、夫婦二人で過ごすのもいいかもしれないと、子供がいない生活も楽しい時間になるのではないかと、前向きに考えられるようになりました。

妊活中は一人で抱え込まず、相談することをおすすめします。

Kiki’の場合同じ状況の人が身近にいなかったのもあって、誰にも相談できませんでした。

夫に相談したら?と思われるかもしれませんが、夫に相談したら、つらい思いまでして続ける必要はないんじゃないかと言われるのが分かるので相談しませんでした。

今は以前と違って妊活が周知されていますし、以前より相談しやすい環境でもあると思います。

自分の気持ちを大切にし、心を守って吐き出すことが妊活にとってとても大切だと思います。

夫婦生活についても注意が必要です。

妊活を続けていると、夫婦生活がコミュニケーションの一つのツールのはずが、妊娠するためのツールへとシフトしてしまいます。

夫婦生活はコミュニケーションの一つツールだということを忘れずに、決して妊活のツールとならない様に気を付けてください。

 

ここまで妊活は辛いというお話をしていますが、妊活は赤ちゃんを迎えるために必要なことです。

妊活には忍耐と努力が必要になります。

妊活することなく自然に子どもを授かれれば、こんな気持ちを味わうこともありませんが、このつらい気持ちを体験したからこそ得られるものもあります。

ストレスを発散する場を作って、自分の好きなことをしながら気分転換をして、自分のペースで続けられるといいと思います。

どのステップまで妊活を行うのか?いつまで妊活をつづけるのか?を夫婦で話し合い決めてから、妊活をスタートさせるといいと思います。

そして、自分に合った病院を見つけて通院することも大切だと思います。