同じサイズの靴でも、メーカーや素材などによってサイズ感が異なります。
お店での購入であれば試着して、きつい様であればサイズアップして購入することができますが、ネットの場合試着できないことが多いですよね。
ここでは購入した靴がきつかった場合の対処法についてご紹介します。
靴のサイズ
靴のサイズには、足長(つま先から踵までの長さ)と足囲(親指の付け根から小指までのぐるっと一周した長さ)があります。
足幅が広く甲高などの場合、足囲サイズが大きくなります。
また、足長が同じサイズでも男性・女性・子どもで足囲のサイズが異なります。
サイズ表などで自分の足長・足囲サイズを知ることが大切です。
例:23cmの場合
足囲→ | A | B | C | D | E | 2E | 3E | 4E | F | G |
男性 | 207 | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 | 249 | 255 | 261 |
女性 | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 | 252 | |
子ども | 198 | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 |
靴の素材
本皮・合皮・スウェード・天然繊維・合成繊維など
同じ足囲でも、素材によってサイズ感が異なります。
本革や合皮は素材が固い為、同じサイズでも小さく感じることがありますし、逆に天然繊維や合成繊維の場合は、少しゆとりがある様に感じることがあります。
靴を広げる方法
新聞紙を丸めて靴に詰める
靴の幅より大きめの瓶や缶を利用して靴に突っ込む
市販のシューズストレッチャーを使う
レザーストレッチャースプレー(皮革を柔らかくするスプレー)を使う
靴の修理屋に頼む
などを利用して靴を広げることができます。
新聞紙を丸めて靴に詰める
新聞紙を固く丸めて、ガムテープなどで固めます。足のサイズより大きめに作るのがポイントです。丸めて固めた新聞紙を靴に詰めて1~2週間程そのまま待ちます。

子どもの上履きの甲の部分がきつくちょっと痛いと言われた時に試したことがあります。スリッポンタイプの上履きだったのですが、ゴムの部分が適度に緩み痛みは解消されました。でもこれ、革靴などの固い素材の場合は広がらないか、かなり時間を掛けないと無理かもしれません。
靴の幅より大きめの瓶や缶を利用して靴に突っ込む
足長ではなく足囲を伸ばすのに、瓶や缶を利用します。缶は柔らかいものではなく、押しても凹まない固いものを利用します。

瓶で試そうとしたことがありますが、靴とのサイズが合わず断念しました。
丁度よいサイズのものがあれば可能かもしれませんが、ちゃんと固定できなかったり踵が潰れてしまう可能性もあるので、注意が必要かもしれません。
市販のシューストレッチャーを使う
シューストレッチャーを使用し、足長と足囲(足幅)または足囲(足幅)を伸ばすことができます。

合皮のウォーキングシューズと子どものスリッポンタイプの上履きで使用しました。
詳しくは下記で説明します。
レザーストレッチャースプレーを使う
レザーストレッチャースプレー(皮革を柔らかくするスプレー・皮革柔軟剤)を、窮屈な部分に塗布することで伸ばすことができます。
これは皮革製に使用するものです。ポイントストレッチャーと併用すると伸ばしやすくなります。
靴の修理屋に頼む
街の靴修理屋さんで、サイズ調整をしてくれます。

補修でしか利用したことがないのですが、専門家なので靴を傷めることなくピンポイントで悩みを解消してくれると思います。
費用相場は伸ばす部分によっても異なりますが、ポイントストレッチで1足1,000円程度、全体ストレッチ1足2,000円程度です。
シューストレッチャーを使用して靴を伸ばしてみた!!
今回靴を伸ばしたのは、合皮のウォーキングシューズとスリッポンタイプの上履きです。
使用したシューストレチャーの紹介
今回使用したのは、ABS樹脂製(L字ハンドルはステンレス製)のものになりますが、木製や金属でできたものもあります。
ヒール高6cm以内の靴を伸ばすことができます。
これは足長と足囲(足幅)を伸ばすためのものですが、部分的に伸ばすことができるポイントストレッチャーやブーツ専用のシューストレチャーもあります。
シューストレッチャーの付属品
左がシューガードで、右側が拡張ダボです。
拡張ダボは横側を拡張するピンタイプと甲を拡張するヘラの様なものと2種類あります。
上記の写真のように当たって痛い所にダボを取り付ければ、その部分も伸ばすことができます。
上履きを伸ばした時の画像
シューストレチャーを取り付けるとこんな感じになります。
足囲と甲の部分を伸ばしたいので、シューストレチャーを広げ、ダボはヘラタイプのものをシューストレチャーの上部に取り付けています。
この状態で通常2日間放置します。
2日経って状態を確認し、少し伸びた感じはあったのですが、気持ちもう少し足囲を伸ばしたいいと思い更に横幅を広げ2日ほど放置しました。
子どもに履いてもらった結果、ちょっと窮屈だった上履きが丁度良くなりました。
上履きの他、母が痛くて履けないと言っていた合皮のウォーキングシューズも試してみたのですが、合皮は伸びにくく調整しながら2週間くらいかけ伸ばすことができました。
使用したシューストレッチャーはこちらで購入できます↓↓↓
ポイントストレッチャーはこちら↓↓↓
ブーツ専用のシューストレチャーはこちら↓↓↓
靴を伸ばす方法とシューストレチャーについてご紹介しました。
シューストレチャーは一家に一つあると便利です。価格はピンキリですが、比較的お手頃価格のものも多いので、この機会に是非ご購入してみてはいかがでしょうか。