子どもにお小遣いを渡す前に何をしておいたらいいのか、事前に準備した方がいいことはあるかなど、ここではお小遣いを始める前にやっておくといいことについてご紹介していきます。
お金の仕組みについて教える
お金の始まりの話やお金を得るための話など、お金の仕組みについて子どもに話しておくといいそうです。
例 お金の起源の話
・お金がなかった時代は物々交換をしていた。(衣類と食料など物と物を交換)
・物々交換は物の価値が釣り合わなかったり欲しいものが手に入れられないこともあり、貝や布、石などとを使って欲しいものを交換する物品交換を行うようになった。(貝や布、石が今でいうお金の代わり、お金の始まりです)
・物品交換は破損や腐敗などがあったため、金・銀・銅などがお金として使われるようになった。
・その後紙幣が生まれた。
例 お給料の仕組みの話
お給料の話はお父さんお母さんの仕事を基にお話しするのがおすすめです。
説明する親も自分の仕事についてなので説明しやすいですし、子どもも親がどういう仕事をしているのか興味を持っている子が多いので、集中して話を聞いてくれる可能性が高いです。
資産を増やす話
お金を増やすにはどうしたらいいか、投資や運用について話をします。
例 外資貯金
円安が進むと為替差益が得られる→1ドル100円の時に10万円をドルで貯金すると1000ドルになります。
1ドルが150円になると15万円になり5万円増えたことになるが、1ドルが90円になってしまうと9万円になり1万円減ることになる。
投資が学べるゲーム
言葉で子どもに説明するのは難しいので、楽しく学べるゲームを利用するのもおすすめです。
人生ゲーム
モノポリー
7歳から学べる投資ゲーム
桃太郎電鉄
マネーモンスター
桃太郎電鉄(Switch)
モノポリー(Switch)
などがあります。
お金について学べる講座とサイト
親子で楽しく学べるキッズマネースクールやお金について学べるサイトなどもおすすめです。
キッズマネースクールは親子でお金について楽しく学べる学校になります。
お店屋さんごっこや投資についてなど全国各地で開催されています。
参加費は無料から500円程度と参加しやすい価格になっています。
キッズマネースクール公式URL https://kids-money.com/
日本銀行のにちぎん☆キッズでは、小学校高学年を対象にした、日本銀行とお金・金融・経済に関する事柄をマンガで楽しく学べるようにそれぞれの冊子がダウンロードできます。
日銀キッズ公式URL https://www.boj.or.jp/z/kids/book.html
Kiki’は小学校のPTAが主催するキッズマネースクールのオンライン講座を担当した時に、初めてキッズマネースクールというのがあることを知りました。
参加者が大人だったこともあり、お小遣いのことだけではなく、資金計画(住宅資金・教育資金・老後資金)についてのお話ありました。
とても参考になるお話でしたが、Kiki’はお小遣いについてもっと話を聞きたいなと思ったので、近くで開催する機会があれば参加したいなと思いました。
お金の大切さについて話す
お金は働かないと得られないこと
働くことは簡単なことではないこと
欲しいものを買うにはお金が必要なこと
高価なものを買うにはお金を貯めなければいけないこと
欲しいものは全て買えるわけではないこと
お金には限りがあること
など、お金の大切さについて子どもと話すことはとても大切です。
Kiki’は幼稚園の頃からお金について子どもと話しています。
お金には限りがあることと、お金はパパが一生懸命働いてくれているから会社からお給料がもらえて、そのお給料でご飯が食べられたり遊びに行ったりできていること、働くことが大変なことなどを話、パパに感謝だねとよく話をしています。
その他にもテレビを一緒に見ている時もお金の大切さを話すチャンスがあり、ニュースやドラマ、アニメなどを一緒に観ながら、お金の使い方について良いこと良くないことを話しています。
刷り込み教育も大事だとKiki’は思うので、良し悪しが分からない子どもにテレビを利用してお金について話すことはKiki’の子どもにはとても効果的になっています。
お小遣いを始める前にやっておくこと
ルールを決める
お小遣いの使い道のルール決めをする
自分で使うお金やプレゼント代、貯金、親が払うものなどを家族で話し合って決める
項目 | 用途 |
自分で使うお金 | 駄菓子屋のおやつ代・ガチャガチャ代など |
プレゼント代 | 誕生日などのプレゼントに使うお金300円 |
貯金 | 欲しいぬいぐるみがあったら毎月100円ずつお小遣いを貯金して買う |
親が払うもの | 学校で使うもの |
Kiki’はお小遣いを始める時に、学用品以外で欲しいものがあったら、お小遣いから買うようにと子どもたちに話をしました。
それ以外のルールは特に決めていませんが、お友だちと駄菓子屋さんへ行くようになる頃には、お金の貸し借りやおごったりおごられたりということは絶対しないようにと話しました。
それでもお互い買った駄菓子を交換したり、お友だちが買った駄菓子をもらったり自分が買った駄菓子をあげたりしていた様なので、話を聞いたときはそういうことはしないようにとその都度話していました。
ただ、お友だちと駄菓子屋さんに行くのはちょっとしたブームだったのか、おやつなら家にあるのでお金を使いたくないと思うようになったのか、お友だちと買い物に行くことはほとんどなくなったので、子どもは自分の経験からお金の使い道をちゃんと学んでいるんだなと成長を感じました。
ルールに基づいてお小遣いを管理する
実際に何にいくら使うかを子どもと一緒に考えて決めます。
例 毎月500円のお小遣いの場合
項目 |
金額 |
毎月自分で使うお金 | 300円 |
プレゼント代 | 6月と12月に300円(足りない分は貯金から) |
貯金 | 100円と残ったお金 |
Kiki’の家では、お小遣いの管理はしていません・・・
子どもたちは自身が自分で管理し考えて使っています。
子どもたちは残っているお金を確認して、使う金額を決めています。
貯金箱に貯金もしていますが、欲しいもののために貯金しているといいうよりは、欲しいものがあった時に買えるように一定額は使わず残すようにしているそうです。
お小遣い帳をつける
お小遣い帳を付けると毎月お小遣いをいくらもらって、その中から何を買っていくら使っていくら残っているかというお金の流れがよくわかります。
また、親も子どもが何にお金を使っているのか分かるので、お金の使い方のアドバイスをすることもできます。
Kiki’も子どもの頃お小遣い帳を使ってお金の管理していたのですが、長続きしない子だったので、子どもたちもどうかなと思い、お小遣い帳について子どもたちと話しました。Kiki’の子どもたちはいらないというのでやめました。子どもたちは貯金箱とお財布で、今いくらあるのかという管理は自分たちでしていましたが、5年生になった頃残金が記憶のみなので曖昧になったことがあり、書いておくことの大切さを話してお小遣い帳を渡しました。ただ、お小遣い帳を付ける習慣がついていないので、書いたり書かなかったりで、やっぱり小さいころから習慣化しないと難しいなと思いました。
Kiki’は子どもたちがお小遣いを使う時に、何に使うのか、何に使ってきたのか、今いくらお金が残っているのかをその都度確認するようにしています。
お財布の準備をする
お金を持ち運ぶ時に必要なのがお財布です。
お財布は子どもが落とす心配のない様にひも付きのお財布がおすすめです。
Kiki’の子どもたちが幼稚園の頃は、必要な時にお金を渡していたので、手作りのお財布を作り子どもたちは喜んで使ってくれましたが、小学生になりさすがに手作りの簡易的なお財布はどうかなと思って、お財布を準備しました。子どもたちはお財布にとってもテンションがあがり、お金を使いたくなったのか早速お財布を持って駄菓子屋さんに行ったりしていました。
貯金箱の準備をする
貯金箱はお金を貯めておく(保管しておく)のに必ず必要になります。
子どもが好きなキャラクターでもいいですし、一緒に手作りするのもおすすめです。
Kiki’の子どもたちは幼稚園の頃に貯金箱をもらい、お小遣いが始まったらその貯金箱を使うというので購入しませんでした。
その後、お友だちのお家で手作り貯金箱を作る機会があり、手作りの貯金箱に切り替えて使っています。
手作りの貯金箱は、綿棒のプラケースを使用して、周りにフエルトとビーズなどを貼って、自分好みに装飾したものです。
お菓子の空箱(チップスターやプリングルスなど)でも簡単に作れるのでおすすめです
お小遣いを始める前にやっておくことについて子どもと話をするのは、子どもがお金に興味を持ち始めたタイミングがおすすめです。
興味がないと話しても子どもの記憶に残りにくいので、お金に興味を持ってから何回かに分けて子どもと一緒にお金について考える時間をつくるといいと思います。
お小遣いの渡し方や相場についてはこちら↓↓↓
子どものお小遣いいくら渡してる?いつから?月給制などの定額制or報酬制?お小遣いの渡し方や相場について