子どもは親が思うように行動してはくれません。危ないことやいけないこと、親が困ることを日常的にしてきます。
ついつい怒ってしまいますが、何も知らずに生まれてきた子が、分からないのはごく当たり前のことです。
ここでは子どもへの叱り方についてご紹介していきます。
そもそも叱ると怒るの違いって何?
相手に良い方法を教えてあげる、又は示してあげること
イライラした感情を外に向けて爆発させること、又はぶつけること
叱り方で大切なこと
子どもの習性や行動を知る
こどもは一つのことしか考えられません。
目に見たもの、気になるものに一直線に向かいます。
集中している時は周りの声が聞こえません。
気持ちに素直に行動します。
例えば、ボールを追いかけて道路に飛び出してしまうのも、ボールだけに集中していて周りが見えていないためです。
その場で叱る
何かいけないことをしたら、その場でそのことだけを叱ります。
以前(過去)のことを持ち出して叱ることはしないようにしましょう。
行動を叱る
行動だけを叱り、子どもの人格や容姿などを否定するような叱り方はしないようにしましょう。
理由を聞く
子どもの行動には必ず理由があります。頭ごなしに叱るのではなく、子どもの考えや意見、理由を聞いてあげましょう。
具体的に教える
どうしていけないのかが子どもは分からないので、具体的に説明して教えてあげましょう。
他人を持ち出さない
子どもが騒いでいる時など、近くの他人を持ち出して「〇○に怒られるよ」という叱り方はしないようにしましょう。
比較しない
兄弟姉妹、お友だちなどと比較して叱らない様にしましょう。
怒鳴らない
怒鳴ったからと言って子どもは何がいけないのか理解はできません。
子どもは怒鳴られることで恐怖を覚え脳が委縮するとも言われています。
暴力を振るわない
暴力は虐待です。何度言っても同じことをするようであれば、言い方を変えるなど工夫をしましょう。
子どもの立場に立って叱る
自分が言われて嫌な叱り方・されて嫌な叱り方は子どもも同じです。
効果的なしかり方とは?
短く簡潔に叱る
長々だらだら叱ってしまうと、何について怒られているのか分からなくなってしまうので、短く具体的に簡単な言葉で伝えます。
共感する
子どもの気持ちを共感した上で叱ると、子どもに伝わりやすくなります。大人も同じだと思いますが、失敗した時に一方的に叱られるより、そんな時もあるよねと共感してもらってから叱られた方が受け入れやすい、子どもも同じです。
フォローを入れる
叱りっぱなしにせず、フォローを入れると子どもが前向きになります。叱られることは少なからず心にダメージを受けますので、叱った後に子どもの良い部分を褒めたり、ハグや言葉などで愛情を示すと良いそうです。
Kiki’の場合・・・
まず子どもの理由を聞きます。その後子どもに何がいけないのか考えさせます。最後に何がいけないのか例え話をして伝えます。でもこれは気持ちが落ち着いている時の場合で、ついつい怒ってしまうことの方が多いです。叱っている間に子どもの聞く姿勢がないとだんだんイライラしてきて怒ってしまうことも多々あります。怒った後気を付けていることは、怒りっぱなしにはしないです。怒ると子供は不安になるのか、ハグしたりくっついてきます。なのでハグし返したり、大好きだよという気持ちを伝えます。子どものことを思って叱っているのですが、つい感情が入ってしまうことが多く、叱るって難しいなと思います。
怒ってしまいそうになったら
大きく深呼吸して6秒心の中で数える
もし、子どもを叩いたり怒鳴ったりしてしまいそうになったら、まずは大きく深呼吸して6秒心の中で数を数えるといいそうです。
そうすると少し気持ちが落ち着き、冷静になれ、感情を抑えることができるそうです。
怒っている時の自分を鏡や映像で見てみる
怒ている時の自分を鏡や映像で見ることで、第三者の立場に立って客観的に自分を見ることができます。
その場を立ち去る
その場を立ち去ることで気分を変え、感情を落ち着かせることができます。
Kiki’の場合・・・
叱るということは簡単そうで意外と難しく、ついつい怒ってしまうことが多いKiki’ですが、心がけていることがあります。
①子どもたちを赤ちゃんだと思う
②自分は明日死んでしまうかもしれないと思う
子どもは成長とともにできることが増え、理解できることも多くなり、できるとつい思ってしまうことが「怒る」につながってしまうのだと思い、まだ赤ちゃんなんだ(実年齢より低くみる)と思うようにしています。そうすると、分からなくて当たり前と思えるので怒らず叱ることができます。
また、いつも一緒にいるのが当たり前とつい思ってしまいますが、明日何が起こるか分からない、いつもまで一緒にいれるか分からないと思うと、今この瞬間を大切にしようと思えてきて、怒る感情が抑えられ叱ることができるようになります。怒って過ごすより笑って過ごしたいという気持ちからかもしれません。
つい手が出そうになってしまった時は、叩く代わりに抱きしめたりチューしたり、こちょこちょしたりしています。
こちょこちょして子どもが笑っていると、その間にカッとなった感情が鎮まってきます。
親も人間なので、怒ることはあると思います。Kiki’自身は怒ることを悪だとは思いません。暴力や暴言は論外ですが、叱ることが難しい時もあると思います。怒ってしまったとしても、怒った後のフォローが一番大切だと思うので、怒った後、愛情を伝えフォローすることで子どもは親の気持ちを理解してくれるのではないかと思います。