初七日や四十九日って何するの?忌日法要について

葬祭・法要

亡くなった日から七日ごとに行う忌日法要という法要があります。
初七日や四十九日法要は忌日法要にあたります。
現在では省略して初七日と四十九日のみ法要を行うことが多くなっています。
ここでは初七日と四十九日法要についてご紹介していきます。

初七日法要

故人が亡くなってから7日目に行う法要

初七日(しょなのか・しょなぬか)法要は葬儀後に初めて執り行う法要になります。
故人が亡くなってから七日間かけて三途の川にたどり着くとされており、極楽浄土に行けるように願いを込めて儀式を行います。

初七日法要では、僧侶による読経、参列者による焼香、僧侶による説話、参列者と僧侶と一緒に会食します。

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初七日は、葬儀の際一緒に執り行う繰り上げ法要をする方が多いです。繰り上げ法要は火葬後に行います。また、火葬前の葬儀と一緒に繰り込み法要をする方も増えてきているそうです。

四十九日法要

初七日法要の次に行われる法要

故人が亡くなってから四十九日目に行います。
四十九日までの期間を忌中といい、故人を悼む期間となります。
四十九日は、故人が極楽浄土に行けるかどうか最終審判が下されるとても重要な日とされています。

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遺族や親族の負担を考え、初七日同様四十九日法要も葬儀と一緒に繰り上げ法要する方もいるそうです。ただ、繰り上げ法要は葬儀と初七日を一緒に行うのは一般的ですが、四十九日法要も一緒に行うことはまだまだ少ないそうです。

初七日・四十九日法要を行う場所

自宅やお寺(菩提寺)、葬儀ホール、ホテルなど

菩提寺がある方はお寺で、家族や親族だけで行う場合や地域によっては自宅に僧侶を呼んで行います。
また、繰り上げ法要の場合は火葬場、繰り込み法要の場合は告別式を行う場所になります。

初七日・四十九日法要で準備するもの

返礼品(引き出物)

参列者への香典返しとしての返礼品(引き出物)の準備

返礼品の相場は、2,000~5,000円程度になります。

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家族のみで行う場合は、香典なし返礼品なしという形をとる方も多いそうです。

僧侶の依頼とお布施

事前に僧侶へ初七日・四十九日法要の依頼

初七日・四十九日のお布施の相場は、各30,000~50,000円になります。

お寺で行う場合は必要ありませんが、自宅やお寺以外で行う場合はお車代3,000~5,000円程度が必要になります。また僧侶が会食を辞退した場合は、お食事代として御膳料5,000~10,000円程度お渡しします。

お布施・お車代・お膳料は、それぞれ白無地封筒の表に「お布施または御布施」・「御車代または御車料」「お膳料」と記入し、その下に小さめの文字で施主の氏名(苗字のみでも大丈夫)を記入します。
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葬儀と同日に繰り上げ法要や組み込み法要をする場合のお布施は、葬儀のお布施に含まれる為別に用意する必要はないそうです。
ちなみに、葬儀のお布施の相場は10~50万円で、平均相場は30万円になります。地域や宗教によっては通常お包する金額の1.5倍程度(30,000円であれば50,000円程度、50,000円であれば70,000円程度)を別に包んで渡すところもあるので、親族に相談するといいと思います。

料理の準備

会食する時の仕出しやレストランの予約

お寺や自宅で会食をする場合は、仕出し料理を準備する方が多いです。また、会食はせずお弁当を配る方も増えてきているそうです。

料理の金額の目安は、3,000~10,000程度です。

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Kiki’

家族のみで行う場合は、自宅で家庭料理を振る舞ったり、近くのレストランで食事をとることもあるそうです。

 

喪主の挨拶

事前に話す内容を紙に書いて準備

例―法要前

本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
これより故○○の初七日法要(または四十九日法要)を始めさせていただきます。

例―法要後

皆様のお陰で故○○の初七日法要(または四十九日法要)を無事終えることができました。
故人に代わり心よりお礼申し上げます。

【初七日の場合】
葬儀から一週間がたち、まだ気持ちの整理が付かない状況ではございますが、家族と力を合わせ1日も早く立ち直れるように少しずつ前を向いて歩いて行こうと思います。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い致します。

【四十九日の場合】

葬儀から四十九日が経ち、少しずつ実感してきたところでございます。○○も皆さんに会えて喜んでいると思います。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い致します。

四十九日法要と納骨式を一緒に行う場合は、「この後、墓地に移動し納骨式を執り行います。」という文言を忘れずに

【会食がある場合】

法要はこれにて終了となりますが、細やかではございますがお食事の用意がございます。
お時間の許す限り、どうぞごゆっくりなさってください。
本日はお忙しい中お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

【会食がない場合】

本来であれば皆様と一緒に粗宴を囲みながら故人を偲びたいところですが、本日はこれでお開きとさせていただきます。
お荷物かと思いますが、心ばかりのものを用意しておりますので、お忘れなきようお持ち帰り下さいませ。
本日はお忙しい中お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

 

Kiki'
Kiki’

挨拶は1分程度が良いとされています。他にもたくさんの例文がありますので、いろいろ参考にしてみるといいと思います。
家族のみの場合は、挨拶を行わないことが多いです。

初七日・四十九日法要の服装

正喪服または準喪服

略喪服(平服)指定があれば、略喪服でも大丈夫ですが、一般的には正喪服または準喪服の着用がマナーとされています。

子どもの場合は、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色の服装を着用し、靴はあれば白か黒ベストですが、なければ派手な色の靴やキラキラした装飾の靴は避けなるべく落ち着いた色の靴にしましょう。

初七日法要の流れ

着席→僧侶による読経→会食

繰り上げ法要する場合

戻り初七日(葬儀後に初七日行う場合)
葬儀→出棺→火葬→初七日法要→会食

式中初七日(葬儀と一緒に組み込む場合)
葬儀→初七日法要の読経→出棺→火葬→会食

四十九日法要の流れ

着席→僧侶の読経→会食

納骨式も一緒に行う場合

着席→僧侶の読経→納骨式とお墓参り→会食

繰り上げ法要する場合

葬儀→出棺→火葬→初七日法要→四十九日法要→会食

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Kiki’

四十九日法要と納骨式を併せて行うことが多いですが、別々に行うことも可能です。

納骨と併せての法要がほとんどでしたが、義父の時は別日に雪解けを待って納骨式を行いました。

忌日法要とは

故人が亡くなってから7日ごとに行う法要のこと

故人が亡くなってから四十九日までの間を中陰といい、その中陰の間に執り行われる法要が忌日(きにち)法要になります。

仏教では、七日ごとに極楽浄土に行けるかどうかの判断が下されると考えられているため、七日ごとに故人が極楽浄土に行けるように願う儀式を行います。

忌日法要には、四十九日の忌明け後に行う百か日法要も含まれます。

忌日法要の数え方

亡くなった日(命日)を1として数えます。

詳しくは下記表をご覧ください。

忌日法要   【例】亡くなった日が

2000年1月1日の場合

初七日忌(しょなのか) 亡くなった日から数えて7日目

(一週間後)

2000年1月7日
二七日(ふたなのか) 亡くなった日から数えて14日目

(二週間後)

2000年1月14日
三七日(みなのか) 亡くなった日から数えて21日目

(三週間後)

2000年1月21日
四七日(よなのか) 亡くなった日から数えて28日目

(四週間後)

2000年1月28日
五七日(ごなのか)

三十五日

亡くなった日から数えて35日目

(五週間後)

2000年2月4日
六七日(むなのか) 亡くなった日から数えて42日目

(六週間後)

200年2月11日
七七日(なななのか)

四十九日

亡くなった日から数えて49日目

(七週間後)

2000年2月18日
百か日 亡くなった日から数えて100日目 200年4月9日
浄土真宗では、亡くなった方がすぐに極楽浄土に行くことができると説かれているため、忌日法要は行われないことが多いです。

信仰がある人はそれぞれの宗教に倣って法要を行い、信仰している宗教がない人はそれぞれのやり方で、故人を供養してあげればいいのではないかなと思います。
儀礼も大切なことだとは思いますが、一番大切なのは故人を偲ぶ気持ちだとKiki’は思います。

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