出産してから赤ちゃんにミルクを飲ませるために授乳がスタートします。
授乳方法には母乳・混合(母乳と人工ミルク)・人工ミルクがあります。
ここでは授乳期間と卒乳や断乳についてご紹介していきます。
授乳期間
生後1日目から2歳以降まで
授乳期間にはいつまでという決まりはありませんが、赤ちゃんの心の負担や免疫力、栄養面において2歳以降まで授乳を続けることが推奨されています。
Kiki’の場合・・・
混合でスタートしましたが、母乳の出が悪かったので3か月ころから完全ミルクへ切り替えました。1歳からフォローアップミルクへ切り替え、3歳になる頃まで飲ませていました。
卒乳と断乳
卒乳とは
母乳育児をしている方が母乳をやめる日を前もって決め、その日に向けて少しずつ授乳回数を減らし自然と母乳から離れていくように調整することを言います。
断乳とは
母乳育児の方が、突然(急に)授乳をやめることを言います。
卒乳・断乳時期
平均1歳~1歳半頃
卒乳や断乳をする時期は個人差があり、いつまでに卒乳や断乳をしなければいけないという決まりはありませんが、1歳~1歳半頃にやめる方が多い様です。
お仕事をされている方などは、産休期間が終了する2カ月頃または育休期間が終了する1歳頃に、卒乳または断乳される方が多いです。
逆に長い方ですと6歳過ぎても寝るときだけ授乳しているという方もいらっしゃいますし、次の妊娠が分かったときに卒乳・断乳したという方もいます。
卒乳・断乳の仕方
卒乳の場合
断乳の場合
母乳をやめて数日はおっぱいを欲しがったり激しく泣くことがあり、ママも赤ちゃんも辛い時になります。
心を強く持って、気分転換にお外に連れて行ったり、パパや祖父母に遊んでもらうなど協力してもらいながら乗り切ってください。
一定期間過ぎると、おっぱいを欲しがることや激しく泣くことが少しずつ減ってくるので、そのまま母乳をやめられたら断乳となります。
赤ちゃんが母乳を欲しがった時は、ニップレス(乳首用の絆創膏状シート)を貼ったり、かわいいキャラクターの絵をおっぱいに書いて見せると、おっぱいがなくなったと納得してくれることがあるそうなので、一度試してみるのもいいと思います。
「バイバイ、おっぱいさん」や「おっぱいバイバイ」などの卒乳に向けての絵本があるので、活用するのもおすすめです!!
Kiki’の場合・・・
卒乳を選びました。
双子のため混合育児を選んでいましたが、母乳量が少なかったのもあり、卒乳の1か月くらい前から少しずつ母乳回数を減らしていき、生後3か月頃に卒乳しました。
卒乳や断乳は大変とよく友だちなどから耳にしていましたが、Kiki’の場合は生後3か月という短い期間と粉ミルクを併用していたこともあり、母乳を求められることはなくとてもスムーズに卒乳できました。
Kiki’のお友だちは1歳頃に断乳や卒乳している子が多かったです。
乳首にワサビやからしを塗って断乳したり、子どもにもうすぐおっぱいとバイバイするんだよと告知しながら、断乳日に胸とおなかにキャラクターの顔を書いて断乳したり、少しずつ回数を減らして子どもが自然と乳離れできるまで待ってから卒乳した子もいます。卒乳まで長い子は小学校1年生頃だったという子もいました。
卒乳・断乳のメリットとデメリット
卒乳のメリット
自然と母乳から離れるのを待つため、赤ちゃんにとって精神的・肉体的負担が少なく、ママにとってはおっぱいが張って乳腺炎になるケースを減らすことができます。
卒乳のデメリット
赤ちゃんが母乳からなかなか離れてくれなく、いつ卒乳できるか分からない、赤ちゃんのタイミング次第になってしまうことです。
断乳のメリット
ママの精神的・肉体的負担がなくなることが大きなメリットになります。
断乳のデメリット
卒乳と違い突然辞めることになるので、赤ちゃんの精神的負担が大きく、ママにとってはおっぱいの張りに搾乳などの対処が必要になり、場合によっては乳腺炎になることがあります。
断乳を選んだとしても、赤ちゃんとのスキンシップをきちんとしていれば心の負担は減らせます。卒乳も断乳も、ママと赤ちゃんにとってベストな方を選択するといいと思います。